ベーシストのためのエトセトラ

ベーシストのために色んな楽曲を理論的に分析したりしています。

"Feel Like Makin' Love"でソロを弾くための分析

本日は"Feel Like Makin' Love"です。

原曲はこちら↓

www.youtube.comコードはこんな感じです。キーはEb

f:id:basskaiseki:20190510154748p:plain

 

ではコード進行を見ていきましょう。

1小節目 Fm7

2度マイナーセブンス。ドリアンスケールが使えます。

2小節目 Bb7sus4

5度セブンスサスフォー。ドミナントコードですが3度の音がないのでトライトーンの緊張感が少し薄れた進行になります。通常の7thと同様ミクソリディアン、オルタード、ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ(HMP5B)などが使えます。

3小節目 EbM7

1度メジャーセブンス。メジャースケールが使えます。

4小節目 Db7

フラット7度のセブンス。3度セブンスであるG7の代理コードです。リディアン7thスケール(Gをルートにするとオルタードスケール)やミクソリディアンスケールが使えます。

C7

6度セブンス。次に来るFm7に対するセカンダリドミナントですね。HMP5Bやオルタードスケールが使えます。

 

8小節目 A7#11

フラット5度のセブンス。次に来るAbM7に対するセカンダリドミナントであるEb7の代理コードと考えるのが良いでしょうか。リディアン7thスケールが使えます。

 

9小節目 AbM7

4度メジャーセブンス。リディアンスケールが使えます。

10小節目 Gm7

3度マイナーセブンス。フリジアンスケールが使えます。

12小節目 Cm7

6度マイナーセブンス。マイナースケールが使えます。

 

17小節目 F7

2度セブンス。次の次に来るBb7(5度セブンス)へのセカンダリドミナントです。ジャズなどでよくあるⅡ7-Ⅱm7-Ⅴ7という進行ですね。ここはリディアン7thスケールが使えます。

 

f:id:basskaiseki:20190510165514p:plain

 

もちろん慣れない内はEbメジャースケールやCマイナーペンタトニック一発でも大丈夫です。

 

お手本ソロの紹介も。(楽器関係なく音使いなどの参考になるものを挙げています)

youtu.be1:55くらいからPianoソロ。メジャースケールを主とした音使いのキレイなソロです。

youtu.be6:30くらいからSaxソロ。色んなスケールを使ったバラエティー豊かなソロです。