ベーシストのためのエトセトラ

ベーシストのために色んな楽曲を理論的に分析したりしています。

"What's Going On"でソロを弾くための分析

今日は"What's Going On"です。

原曲はこちら↓

www.youtube.com

ソロを弾くのはだいたいサビの後のセクションが多いと思います。以下がコード進行です。

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ではコード進行を見ていきましょう。キーはGです。

 

1~4小節目 Am9

2度マイナーナインス(m7コードに9thの音を足したものです)なのでEマイナーペンタやAドリアンスケールが使えますね。ただここはずーっとワンコードなので一つのスケールだと物足りなく感じる人もいると思います。

その場合よくあるのが自分でコード進行を想定してソロを弾くってやつです。例えば3小節目にD7、4小節目にGを想定したフレーズを弾いて勝手に2-5-1にしちゃうとか。

このアイデアですと例えばD7(V7)想定でDオルタードやハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ(HMP5B)などが使えます。

例としてこちらの動画の6:44から鍵盤ソロが始まります↓

youtu.beソロ中7:20くらいからDのHMP5Bのフレーズを弾いたりしてます。

5~8小節目 F#m9/B

Eキーに転調するので再び2度マイナーナインスです。Am9をループして最後にこの4小節でソロが終わるという流れなので、終わりを予感させるようなフレーズ選びをすると良いと思います。

 

お手本ソロの紹介も。(楽器関係なく音使いなどの参考になるものを挙げています)

youtu.be1:50くらいからギターソロ。ドリアンやマイナーペンタを中心としたソロです。

youtu.be7:05くらいから本田雅人氏のSaxソロ。色々なスケールを使ったバラエティーに富んだソロです。